Yamato ism, 

この星に生きるものとしての使命を果たす。
リサイクラーとしての
責任、そして誇り。

限りある資源、それは地球のカラダの一部。
我々やまと商事は、その地球から借りた
かけがえのない資源を出来うる限り「再生」して、
あらたな人々の営みへと「循環」させることを使命としています。
「たったひとつの地球を 未来の子どもたちに受け継ぎたい」
いつの日か「ごみ」という言葉がなくなり、
すべてが「資源」と呼ばれるときまで。
やまと商事は純粋な思いでみなさんとともに歩んでいきます。
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  • 月一回更新のマンスリーコラム「ヤマトピックス」
  • 2024.03
  • 肥満と環境問題についての考察です。

今や社会問題となっている「肥満」の問題。

わが社でも年明けから各社員に「健康診断」を受けてもらったり、社内の衛生委員が健康相談やネットを使ったストレッチ体操教室を開催したりしています。

これは「肥満」も含めた健康被害を軽減して、社員の体調や労働意欲を良い状態に保つことを目的としていますが、今回はもう少し広い視野で「肥満」を考えてみたいと思います。

さて、「肥満」が地球環境に影響を与えることはあるのでしょうか?

少し古い記事ですが2008年に発表された医学誌「ランセット」にこのような記事があります。

イギリスのロンドン大学衛生学・熱帯医学のチームの発表。

具体的には「肥満や過体重の人口が増えるにつれ、食料だけでなく食料の輸送に使う石油などの燃料も多く必要になり環境に影響を与える」といった内容。

肥満の人が毎日消費する基礎エネルギーは約1,680kcalで、身体活動に約1,280kcalを使っている。

これは標準体重の人に比べて18%多い。

また「標準体重の人は肥満の人に比べて食べる量が少なく、乗用車を使わず歩く傾向が高い。これによって農業で使われる燃料や交通量がより少なくなる」と指摘。

「乗用車の利用が増え歩く頻度が減り、過食が増えると肥満はますます増える。そうなると食料の需要量はさらに増え、燃料や食料の価格にも影響する可能性がある」

「肥満を減らすことで食料と燃料の需要を減らすことができる。ウォーキングやサイクリングを推奨することで肥満指数(BMI)の正常分布を促し、結果輸送に使う燃料を縮小させるような政策が必要だ」と結論付けています。

少し偏った見解にも感じますが、なんとなく頷ける部分もありますね。

先日、肥満症新治療薬「ウゴービ」が国の承認を受け販売が開始されました。

デンマーク製のこちらのお薬、「GLP-1受容体作動薬」という国から承認されている糖尿病の治療薬の用量を増やして肥満症に応用したものです。

食欲を抑える働きがあり、「肥満大国」とされるアメリカではFDA=アメリカ食品医薬品局が供給が不足していると公表するなど、世界的な需要の高まりに供給が追いつかない状況です。

効き目や副作用などまだまだ分からない部分も多いですが、例えば肥満による心臓疾患や睡眠時無呼吸症候群などに悩まれている方には朗報かも。

とはいえ、やはり我々は日ごろの運動や食習慣などに注意して、薬に頼らない健康な体と心をもって、毎日を健やかに過ごして行くべきなんでしょうね。

 

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