MONTHLY COLUMNマンスリーコラム
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- 2018.11
- 石川県の外来種問題について
もともとはその地域にいなかったのに、人間の活動によって他の地域から入ってきた生物を「外来種」といいます。
その種類は動物はもちろんのこと植物や昆虫、魚に至るまで多岐にわたります。
もともと石川県にあった生物や植物の生態系が壊される以外にも、農耕地や人の体にまで被害が及ぶ由々しき問題になっています。 ここで、石川県内で確認されて外来種をご紹介します。
■特定外来種
アライグマ(哺乳類・アライグマ科)、ウシガエル(両生類・アカガエル科)、セアカゴケグモ(クモ・サソリ類・ヒメグモ科)、オオクチバス(魚類・サンフィシュ科)、コクチバス(魚類・サンフィシュ科)、ブルーギル(魚類・サンフィシュ科)、カダヤシ(魚類・カダヤシ科)、オオキンケイギク(植物・キク科)、オオハンゴンソウ(植物・キク科)、アレチウリ(植物・ウリ科)、オオカワヂシ(植物・ゴマノハグサ科)
■生態系被害防止外来種(代表的なもの)
ミシシッピアカミミガメ(爬虫類・ヌマガメ科)、アメリカザリガニ(甲殻類・アメリカザリガニ科)、白山のオオバコ(植物・オオバコ科)
■特定の地域で特に問題となっている外来種
七ツ島のカイウサギ(ウサギ目・ウサギ科)
これ以外にも、「ヒアリ」や「アカカミアリ」など、他府県ではすでに確認されている外来種の県内への侵入の恐れもあります。生態系への影響、農林水産業への影響、人の健康への影響が懸念されます。 下記の三原則を守って、水際から防いでいきましょう。
「外来種被害予防三原則」
1.入れない 外来種をむやみに日本に入れない
2.捨てない 飼っている外来種を野外に捨てない
3.拡げない すでにいる外来種を他地域に拡げない
参考資料:石川県ホームページ「石川県の外来種問題」
http://www.pref.ishikawa.lg.jp/sizen/gairaishu/index.html