MONTHLY COLUMNマンスリーコラム

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  • 月一回更新のマンスリーコラム「ヤマトピックス」
  • 2018.09
  • 責任の所在についてのお話

先日、山形県は米沢市で55トンもの産業廃棄物が山中に不法投棄されたというニュースが流れました。こういった不法投棄に関する事件は後を絶たず、平成28年の状況として件数で128件、不適正処理量は7.5万トンにものぼります。

では、こうして不法に投棄された産業廃棄物の責任の所存は誰にあるのでしょうか?「不法投棄した産廃業者が悪い!」ごもっともです。しかし国が定めた「廃棄物処理法」には「事業者はその事業活動に伴って生じた廃棄物を自らの責任において適正に処理しなければならない(法第 3 条の1)」と記されています。そのため「他人に委託したとしても、委託先で適正処理できない場合は、委託した側(排出事業者)に責任がある」ということになります。投棄した業者以上に、その業者に委託した排出事業者であるお客さまの責任を厳しく定めています。

それではこういった事件に巻き込まれないようにするためにはどうしたら良いでしょうか? まずは各自治体が認定した「優良産廃処理業者」を選ばれることお勧めします。これは通常の許可基準よりも厳しい基準に適合した優良な産廃処理業者を各都道府県・政令市が審査して認定する制度で、失敗しない業者選びのポイントと言えます。ぜひご確認ください。

http://www.pref.ishikawa.lg.jp/haitai/sanpai/yuuryou/index.html

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