MONTHLY COLUMNマンスリーコラム

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  • 月一回更新のマンスリーコラム「ヤマトピックス」
  • 2023.03
  • トルコ大地震とトルコの人々

先月2月6日、トルコとシリアの国境付近で大地震が発生しました。
この地震で、トルコ・シリア両国あわせて5万1,000人以上が犠牲になっています。
原因の多くは違法建築で建てられた建築物の倒壊と言われていますが、がれきの撤去が思うように進まず、裏付けとなる証拠の追究もままならない状態だそうです。

さて、皆さんは「トルコ人」の方々にどのような印象やイメージをお持ちでしょうか?
同じアジア圏にありながら、なかなかお会いする機会のないトルコの方々。
そんなトルコ人を象徴するような言葉がトルコ語にはありますので、ご紹介させて頂きます。

ひとつめは「Sıcakkanlı(スジャクカンル)」で「熱い血液をもった人」という意味があります。
日本語で言うと「熱い人」とか「熱血漢」という感じでしょうか?
感情的で、愛国心が強く、仕事も遊びも一生懸命に取り組む人が多いそうです。
もうひとつは「Yardımsever(ヤルドゥムセヴェル)」です。
この意味は「助けることが好きな人」で、手助けや人助けが好きな人ということ。
トルコに観光に訪れた方の多くが「親切にされた」とか「困ったときに助けてくれた」などの経験をされているそうです。
いい意味では「お世話好き」で、ひょっとすると「おせっかい」な人種かも知れません。
ただ言えることは、とても人情味があって、愛するべき国民性だということではないでしょうか。

トルコは、アジアにおいても世界的にもスクラップの輸入大国です。
一時は地震に伴い輸入量の減少や相場の下落も懸念されていましたが、トルコ向け鉄スクラップ価格は大幅に続伸しています。
もうすでに被災地復興に向けて動き出しており、大量の鉄筋が必要となる見通しで、鉄スクラップや半製品のビレット需要が急速に増えているとのこと。

12年前の東日本大震災の折、いち早く約30名もの救援隊を送りだしてくれたトルコ。
一日も早い復興を望まずにはいられません。

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