人・マチ・みらい
地球と人にやさしい環境を目指して
- yamaTOPICS
- 月一回更新のマンスリーコラム「ヤマトピックス」
- 2025.02
- 国民大移動!中国の春節ってなんだ!?
中国の「旧正月」である春節は、中国にとって新年を盛大に祝う祝日です。
ニュースでも多くの中国人観光客が日本を訪れる様子を連日放送していますね。
ただ、中国で祝われる春節の由来や習慣をご存じの方は少ないはず。 そこで今月は、中国の春節について少しご紹介させていただきます。
今年の春節は1月29日から始まります。 春節は旧暦に基づいた祝日のため、我々が現代で使いっている太陽暦(グレゴリオ暦)に当てはめると毎年日付が異なります。
2025年の連休期間は春節前日の1月28日から2月4日までの8日間。
お休みの期間はそれぞれですが、皆さん7日間前後お休みを取られるようです。
さて、そもそも「春節の由来」とはどういったものなのでしょうか?
中国では昔から年末年始の期間を「過年(かねん)」と呼びます。
この「過年」には年越しという意味以外に、想像上の動物である「年(ニェン)」をやり過ごすという意味もあります。
この「年(ニェン)」、昔から中国の一年の終わりの時期に現れ、人々や家畜を食べてしまうと恐れられていました。
そこで人々は「年(ニェン)」が嫌がる色である赤い飾りつけを家々に施したり、爆竹や花火を鳴らして大きな音で追い払おうとしたりしました。
いろいろ諸説はあるようですが、これが春節の由来とされています。
いまでは「民族大移動」ともいわれるほど海外や国内旅行にでかける中国人の皆さんが有名ですが、実際には都市部で働く人々が実家に帰省したり、家族でお自宅でごちそうを食べたりと日本のお正月と似た過ごし方をされる方も多いようです。
また日本お年玉に似た文化として、日本のお年玉に相当する「圧歳銭(ヤースイチェン)」と呼ばれるものもあります。
年始に大人が子供に金銭などを与えることで子供に降りかかる厄災を振りはらうことが目的。
日本のポチ袋にあたるお年玉袋は「紅包(ホンバオ)」といって、こちらは中国らしく赤いイメージカラーが使われるのだそうです。
いかがでしょうか?
ほんの少しですが中国の春節をご紹介させていただきました。
我々日本人とは日付や行事、過ごし方は違っても、これから迎える一年が良い年になるようにとの思いは同じ。
少し親近感が湧いてきますね!
