MONTHLY COLUMNマンスリーコラム

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  • 月一回更新のマンスリーコラム「ヤマトピックス」
  • 2018.03
  • 太陽光パネルが有害ごみに??エコロジーの両面について考えます。

1990年代から工業地帯や行政施設を中心に広がり、いまでは一般家屋の屋根にも普及した「太陽光パネル」。耐用年数である20年から30年を経たものや、住宅の建て替えなどで廃棄されたパネルが持ち込まれるケースが当社でも増えてまいりました。

ここで昨今取り沙汰されている問題が、その処分方法にあります。そもそも太陽光パネルはシリコンや電極を何層にも重ねて接着してあって、分別が大変困難な作りになっており、その多くの部分が埋め立て場へと運ばれます。また、パネルにはセレンや鉛といった有害物質が多く含まれており、人体への影響も懸念されています。そのうえ廃棄量も増加の一途をたどり、2040年には約80万トン(国内の産業廃棄物埋め立て量の約8%)にも増加すると言われています。今後、総務省や環境省、経済産業省などが中心となって国としての指針を示していくと思われますが、その対応が注目されています。

これまで「再生可能エネルギー」のエース的立場にいた太陽光パネルですが、今後のリサイクル方法と新しく作られるパネルの技術革新を期待したいものです。

※なお、当社においての太陽光パネルの取り扱いについては事前にお問い合わせください。

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