MONTHLY COLUMNマンスリーコラム

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  • 月一回更新のマンスリーコラム「ヤマトピックス」
  • 2019.10
  • 産業廃棄物と税のお話です

本日より消費税が10%になりましたね。
そこで、ちょっとした「税」に関するお話です。

実は、石川県では導入されていませんが、ほかの他府県には「産業廃棄物税」なる税金があります。これは産業廃棄物の発生・排出抑制、再生利用、そのほか適正処理に関する施策に要する費用への充当を目的として課税されるもので、平成29年1月時点で28道府県と1市で導入されています。

また石川県も導入している税として、森林環境と水源の保全に係る「森林環境税」があり、こちらは38の自治体が導入。

少し限られた地域には「原発立地、及び周辺地域の安全対策」を目的とした「核燃料税」や「使用済核燃料税」が存在します。これは、県内に原子力発電所をかかえる石川県も対象となっていますね。

これらは環境税の一環として導入されており、主に環境に与える負荷を軽減し、且つ課税対象が環境に影響を与える可能性のあるものを対象としています。このような動きは日本国内のみならず世界的な動きとして各国が前向きに取り組んでおり、ヨーロッパには有名な「埋立税」がありますね。(余談ですが欧米では健康増進を目的とした税金があり、国民の4人に一人が肥満であるハンガリーにはポテトチップス税が、フランスにはソーダ税が、イギリスにはそもそもの糖分を対象とした砂糖税なる税金もあります。)

こういった税金は、確かに我々の経済に影響を与えます。しかし皆んなが少しずつお金を出し合って、将来の地球を守っていこうというのが大原則です。気持ちよく税金を納める以上に、その使われ方にも関心を持っていきたいものですね。

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