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メダルの重さ

1年遅れで開催された「東京2020オリンピック」。
選手たちの熱い競技に、毎日大興奮ですね!
当たり前のことですが、東京でも上位入賞者には「メダル」が授与されます。
さて、東京大会のメダルの重さはどれくらいでしょうか?

金メダル:約556グラム
銀メダル:約550グラム
銅メダル:約450グラム

いかがですか?思ったより軽い?それとも重い?
ちなみの「金メダル」と「銀メダル」については、これまでの夏季オリンピックの歴史の中で「最も重いメダル」になるそうです。
必死に頑張って手にしたメダル、重い方が有難味が増すってものですよね(笑)
しかしこのメダルの重さがオリンピックの歴史上「最も重いメダル」だと言われるのには、重量以外に別の意味もあります。
それは皆さんもご存じ、すべて「電子廃棄物をリサイクルして作られたメダル」だからだと言われます。

電気電子機器廃棄物は通称「E-waste」(イーウエイスト)と言われ、電子廃棄物、電子ごみ、廃電気・電子製品のことになります。
皆さんのまわりの使わなくなったパソコンや携帯電話、各種電気・電子製品などのバッテリーや電源プラグがついた製品がこれに該当します。
少し古いデータですが、国連の「2014年 地域E-wasteモニター報告書」によると日本のE-wasteの絶対量は220万トンにも及び、アジアで最も電子廃棄物の発生量が多い国のトップ3に入っています。
その反面、2011年に国内で販売された携帯電話3,639万台に対してリサイクルとして回収された携帯電話の数はわずか762万台。
たったの20%にすぎませんでした。
これまで多くのE-wasteはリサイクルされず、ご自宅の机の中や埋め立てられたりしていました。

今回、東京2020オリンピック開催に際して行われた「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」では、企業や個人から総重量78,985トンのE-wasteを集めました。
そこから約5,000個のメダルに必要な「金 35kg」「銀 3,500kg」「銅 2,200kg」が抽出されました!

現在、日本ではほとんどの電気電子機器は「特定家庭用機器再商品化法」や「使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律」に基づき回収とリサイクルが成されています。
「電子廃棄物の拡大生産者責任制度(EPR)」を世界に先駆けて導入した国でもあります。

「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」によって回収されたE-wasteは、日本のE-waste約220万トンのたった3%にも満たない。
それでもすべてのメダルを、都市から溢れ出た電子廃棄物だけで作った意義はとても大きなことだと言えます。
そういった意味でも「オリンピックの歴史の中で、最も重いメダルである」と言えるでしょう。


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