MONTHLY COLUMNマンスリーコラム

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  • 月一回更新のマンスリーコラム「ヤマトピックス」
  • 2023.04
  • 春うらら

今年は例年よりも早く桜が開花し、ずいぶんと早く春がやってきたように思えます。
4月に入ってからも晴天が続き、まさに「春うらら」の陽気。
ところでこの「春うらら」、どういう意味があるのでしょうか?

「うらら」は漢字で書くと「麗ら」と書きます。
「うらら」は「麗か(うららか)」と同じ意味で、以下のような状況を表しています。
・空が晴れていて、日が柔らかくのどかに照っているさま。
・声などが晴れ晴れとして楽しそうなさま
・心にわだかまりがなく、おっとりしているさま
う~ん、どのさまもポカポカ陽気のように気持ちいい雰囲気をよく表していますね。

「うらら」は、元々は「うらうら」と言っていたのが略されて「うらら」になったそうです。
江戸時代の語学書「言元梯(げんげんてい)」によると、「ゆらゆら(寛々)という言葉が転じたもの」と記されており「急がず、悠々とした様子」を表しているとか。
「春うらうら」とか「春ゆらゆら」という感じですかね。
とても春のフワフワした、暖かく柔らかい感じがでています。

春は新しい出会いや新しい環境に直面するなど、いろんな意味で刺激やプレッシャーを受けやすい時期です。
ともすれば気持ちがとても急かされる季節かも知れません。
そんな時は「春うらら」の空を見上げて、少し気持ちに余裕を持つことも大切かも知れませんね。

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